2016年3月28日 (月)

真田丸第12回「人質」~上杉景勝~

あっという間に真田丸も12回目になりました。
上杉から北条、徳川と渡り歩き、上田城が完成するものの、沼田城引き渡しがモメ続け、結局再び上杉と手を組むことになります。
ここで真田信繁は人質として上杉家に行くことになるのですが。

これまで大絶賛の真田丸ですが、ここに来てあちこち引っかかり始めています。
一つは、黒木華と長澤まさみですが、まぁこちらは置いておきましょう。

もう一つはここから信繁が世話になる上杉家の描かれ方です。
上杉景勝は人生で一度しか笑わなかった、と言われるほどの人なのですが、遠藤憲一演じる上杉景勝は結構頻繁に笑顔を見せますし、もっと構えてる人のイメージでしたが、村上新悟演じる直江兼続とコミュニケーションがあります。
任せてるように見せて、結構自分の意見を言うあたりが、私が持っていたイメージには合わない感じです。
しかも結構お人好しなのですよね。
上杉家の家風として「義のために」というのはありますが、ここまでの上杉景勝は周りに良いように振り回されているだけな感じがしてしまいます。

そして大河ドラマにありがちで嫌いなのが、むやみやたらに主人公を持ち上げること。
この回では、領民間の争いに信繁が口を挟んで解決するという内容だったのですが、人質(しかもまだ15歳くらい)が相手方の領内の問題に口を挟むとかあり得ないと思うのですが。

「史実に無いところは想像を膨らませて」とは三谷幸喜が言っていた台詞ですが、ちょっと今回のはやりすぎかと。

この「真田丸」の隠しテーマは「二代目が抱えていた誇りとコンプレックス」だそうなので、この上杉景勝にも軍神・上杉謙信に対するコンプレックスがあるのだと思いますが、この先そういったところがどう描かれるのかもう少し様子を見てみましょうか。

2016年2月17日 (水)

真田丸第6回~北条氏政~

ようやく本格的に登場しました。
高嶋政伸演じる北条氏政。

北条氏政は、戦国大名の代表格でもある、北条早雲を初代とする後北条家の4代目です。
残念ながら決して有能な武将だったわけではありません。

先日も書いたように、初回、2回目の登場時は何故かご飯食べてるだけのシーンだったのですが、これは父である3代目の北条氏康に「毎日食べてるご飯にかける汁の分量もわからないとは。北条家は私の代で滅びるのか」と嘆いたという逸話によるものです。

そして実際に、最後まで豊臣秀吉に抵抗し、1590年ついに北条家は滅亡し、北条氏政も切腹することになります。
(ちなみに北条家5代目の北条氏直は高野山に追放後、その翌年に病死。男子はいなかったため北条家の直系は途絶えますが、氏直の弟氏規は、徳川家康と懇意にしており、その子氏盛が北条家を次ぎ河内狭山藩主として明治まで続いていきます)

しかしその一方で、1590年の豊臣家との開戦時点では、北条家は上野は沼田、下野も南半分を、また佐竹氏が治めていた常陸にも侵攻し、北条家の最大版図を築いたのです。
単なる無能な武将であったら、ここまで勢力を拡大することはできなかったでしょう。

豊臣秀吉に最後まで抗戦したのも、決して彼の独断ではなく、むしろ豊臣秀吉側が恭順しようとする北条家を、天下統一最後の一大イベントとするため受け入れなかったとの説もあります。

そんな北条氏政を、三谷幸喜がどう描き、高嶋政伸がどう演じるのか楽しみです。
それほど出番があったわけでもないのに、すでにこのドラマの中では異彩を放っています。


2016年2月14日 (日)

真田丸第6回

 6回目に入ってしまいました。
 第3話「策略」、4話「挑戦」、5話「窮地」ももちろん見ましたけどね。

 2話までは武田家滅亡ということで、武田家とそれを滅ぼす側の織田家・徳川家の面々が登場しましたが、3話で信州真田家の面々が登場しました。
 3話からは、長澤まさみや黒木華といったヒロインたちもそうですが、真田家の重臣・矢沢頼綱、昌幸の弟信伊(のぶただ)、あとは信濃国衆の室賀正武(度々昌幸と敵対)、出浦昌相(盛清とも。透破(すっぱ)いわゆる忍者の頭領)が登場し、一気に物語の世界が広がります。
 室賀も出浦も実在の人物です。
 武田家が滅び、このまま織田につくのか、敵対し上杉や北条の庇護を受けるのか。

 第4話は織田の下につく事に決めた真田昌幸が織田信長に面会を果たしまします。
 その結果、姉の村松殿(ドラマ中では松。木村佳乃)が人質として安土に向かうことになります。
 しかし、到着早々本能寺の変が勃発。

 第5話で、本能寺の変を受けての混乱が描かれます。
 せっかく悩みに悩んで織田につくことを決めたのにその織田が滅んでしまった昌幸の悔しさ。
 滝川一益は情報収集が遅れ、未だに本能寺の変を知りません。。。
 一方、徳川家康は信長に招かれ京都を観光中。少ない手勢を率いて、かの有名な”伊賀越え”で三河に帰ります。
 このシーンがあまりにもコミカルに描かれていて。さすが三谷幸喜と思いつつも、実際の所はかなり凄惨な逃避行でもあったそうなので、そんな描き方で良いの?とも思ってしまいます。

 そして今回の6話。
 信繁は安土から信濃への逃走。途中で明智軍に追われ、姉のまつが海に身を投げてしまうのですが、、、正直ここは何でそんな展開に?と思わざるを得ません。
 第一、安土から信濃に行くのに海通らないでしょうし。。。
 次の物語への伏線なんでしょうが、あんまり変な創作はしないで頂きたいのですが。。。
 と思ってオフィシャルサイトを見ていたら木村佳乃のインタビューがあって、次回の再登場は5/1の17話とのこと。壮大な仕込みがありそうです。

 村松殿の夫である小山田茂誠が、結構この物語のキーパーソンになっていますが、実際の所、武田家滅亡後の動きはよくわからないのですね。
 真田太平記ではどうだったでしょう。。。(後で読み直そう)
 武田勝頼を最後の最後で裏切った小山田信茂の血縁であったことは確かなようなので、武田家滅亡前に村松殿とは結婚しているのだと思いますが。
 と同時に、真田昌幸が娘を織田信長の人質として安土に送っており、真田昌幸と山手殿の間に生まれた女子は村松殿のみであることからも、このドラマで武田家滅亡時点では新婚であり、その後、村松殿がすぐに安土に送られ、そこから信濃に逃げ戻るというのは史実からはかけ離れていないと思われます。

 また、小山田家の家督はこの時点では小山田茂誠ではなく、その父の小山田有誠であり、歴史資料上に小山田茂誠の名前が登場するのは1590年だそうです。
 ですので、三谷幸喜曰く「史実が残っているところは史実通りに、そうでないところは想像を膨らませて書くというスタンス」が如実に表れるところなのでしょう。
 http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/special/interview/interview01.html
 参考Wikipedia
 小山田茂誠(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B1%B1%E7%94%B0%E8%8C%82%E8%AA%A0
 村松殿(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E6%9D%BE%E6%AE%BF

 本能寺の変から12日後、山崎の合戦で羽柴秀吉が明智光秀を討ち取り、織田信長の後継者争いに一歩先んじます。
 同時に、真田昌幸が担いだ滝川一益は事実上、後継者争いから脱落します。
 そのシーンでの「私が肩入れした者たちは、何故か運を逃す」と嘆くシーンがありましたが、ここでハタと気づかされました。

 草刈正雄が貫禄たっぷりに演じている真田昌幸ですが、この時点ではまだ35歳前後。
 しかもつい数ヶ月前までは武田の一家臣に過ぎなかったわけですから、このような数々の戦国大名たちの狭間で策謀に明け暮れていたわけではないのです。
 ドラマの中では息子信繁の言葉で自信を持つわけですが、1582年からの信濃を襲う大混乱の中で、昌幸自身も大きく成長したのでしょうね。
 それを感じさせるシーンでしたし、三谷幸喜もそこを描きたかったのであろうと思います。

2016年1月27日 (水)

真田丸第2回

真田丸2回目も見ました。
今回は、武田勝頼が破棄した新府城から、真田の本拠地岩櫃城への逃避行。
ただ、注目すべきは滅び行く武田家の方でした。

放送後話題になったのは、武田勝頼の滅び様。
演じた平岳大の演技が良かったですね。
最近では歴史の教科書も書き換わったようですが、かつては
「長篠の戦いで3000丁の鉄砲隊を前に騎馬隊で無謀な突撃を繰り返して、武田家を滅亡に追いやった愚将」
という評価をされていました。
人質であった真田兄弟を父の元に戻すなど、情に厚く優しい人柄であるところを見せました。

また、非常に興味深かったのは、新府城に入った徳川家康に、
「勝頼は愚鈍な将ではなかった。父が偉大すぎたのか、取り巻きが無能だったのか」
と言わせています。
今回の真田丸では、こういう当時の事情や人間関係、力関係を、台詞の中に上手く盛り込んで視聴者に対する説明も兼ねている部分が多く見られます。

もう一つ、このシーンで徳川家康を演じているのは内野聖陽(うちのまさあき)。
2007年の大河ドラマ「風林火山」で武田家の武将・山本勘助を演じていました。
その内野に「武田が滅びてもうれしゅうない」と言わせてしまいました。
思わず「そりゃそうだ」とツッコミを入れたくなってしまいます。

徳川家で言うと、武田家が家臣の裏切りで滅びていった姿を見た徳川家康が「徳川家ではこのようなことはないであろうな」という言葉に、
家臣である石川数正の「徳川家中は一心同体、心配ご無用でございます」という台詞。
一見普通のやり取りに見えますが、この石川数正は4年後、豊臣秀吉の天下が近づいたと見るや、徳川を離れて豊臣の家臣になってしまうので。
よりによって石川数正にこの台詞を言わせるとは。三谷幸喜、完全に狙ってるでしょう。

さて。
本筋では、真田昌幸が織田信長の侵攻に対してどう対応するかという展開になってきました。

2016年1月18日 (月)

真田丸第1回

遅ればせながらですが、真田丸の第1回を見ました。
一部、ニュース等で知ってしまっていた部分もありましたが、おおむね予想通りの内容でした。

個人的に気になったのは、大泉洋演じる、真田信幸の扱い。
主役が真田信繁(堺雅人)なので、そちらが目立つようになるのはしょうがないのですが。
なんか雰囲気的に、出来が良いのは信繁の方で、兄はお堅すぎて融通の利かないイメージになってしまっている気がします。。。

真田昌幸を演じる草刈正雄はかなり良い感じです。
新府城築城の主担当者としての責任と周囲からの信頼感と、現実論としての状況把握ができている知将としての風格。

真田兄弟含む、真田家の面々を前に「武田家は滅びぬ」と言った直後に、兄弟二人とのシーンになったとたん「武田は滅びるぞ」と言わせてみたり、「浅間山でも噴火しない限り、武田は滅びません」と言った直後の浅間山噴火シーンは、三谷幸喜らしい遊び心なのでしょう。

遊び心と言えば、真田兄弟の母、真田昌幸の妻である高畑淳子演じる山手殿(薫)の描かれ方が、完全にネタになっています。
失礼な言い方ではありますが、群馬・長野の山間部に拠する真田家には不似合いなお公家様っぷりです。
ただ、それもそのはずで、この山手殿、京都の公家、菊亭晴季(はるすえ)の娘と言われている人なのです。
菊亭晴季はこの後、豊臣秀吉が関白・太閤になるにあたっての主要人物になる人なので、かなり高貴な方です。

そんな遊び心を織り交ぜながらも、そこそこの歴史好きが「ふむふむ」と言ってしまいそうなシーンが随所に織り込まれています。

私が気になっているのが、高嶋政伸演じる北条氏政を紹介するシーンがいつもご飯を掻き込んでいるシーンであること。
これは、北条氏政の父である、関東北条家三代目の北条氏康が、息子氏政が、いつもごはんにかける味噌汁の量を上手く調整できないことを見て「北条家も私の代が最後か。」と嘆いたという逸話に基づいているものと思われます。

北条家はこの先、真田家と数々の遺恨を残す間柄になっていきますので、この氏政がどう描かれるのかが気になるところです。

2016年1月 2日 (土)

真田丸

あけましておめでとうございます。

めずらしくテレビドラマの話題です。
今年の大河ドラマは、三谷幸喜脚本による「真田丸」です。
ご存知、戦国武将の真田幸村(信繁)の物語です。

何も知らずに三谷幸喜脚本の戦国ドラマとだけ聞かされていたらそれほど楽しみにはしないのですが、以前公開された「清洲会議」という映画。
たまたま見に行ったのですが(私が映画を見に行くのも珍しい)、なかなか面白かったのです。
三谷幸喜にありがちなコメディタッチのストーリーや演出もそうなのですが、史実や各武将たちの特徴を押さえつつ、それを上手くデフォルメしていたと感じました。

今回は、NHKの大河ドラマですので、あの映画と同じようにデフォルメされてしまうと困るのですが。。。
最近の大河ドラマは、何かと史実に反した無理のあるストーリー展開や演出に批判が集まることが多いようですのですが、そういう問題は起こらないのではと思っています。

そしてもう一つの注目はキャスティング。
主役の真田信繁役に堺雅人、その兄真田信之(信幸)役に大泉洋、そしてその二人の父親である真田昌幸役に草刈正雄。
堺雅人と大泉洋はこれまでも三谷ドラマに登場していますが、この配役は意外でした。
実直な兄信之と、少々やんちゃな所もある信繁というのがこれまで言われているキャラクターですから、堺雅人と大泉洋でしたら逆な気もするのですが。

そして、草刈正雄演じる真田昌幸には違う視点でニヤリとしてしまいます。
なぜなら、1985年に同じNHKの大河ドラマで真田家の父子3人を描いた「真田太平記」に真田幸村役として出演していたからです。
30年後、父昌幸役で同じNHKの大河ドラマに出演というのは、なかなかおもしろいです。

放送は10日からですけど、数年ぶりに大河ドラマを見てみようかなという気になっています。

2006年8月 1日 (火)

最近映画を見るようになりました

映画は、弟が大好きでした。
弟は、自分の部屋にテレビを持ち込み、テレビで夜に良くやっている映画番組を、欠かさず見ていました。
その頃私は、隣の部屋でパソコン三昧。

元々の性格もあるかもしれませんが、この習慣は二人の性格の違いを決定的に分けたのかもしれません。

美容師として様々な人たちを相手に仕事をしている弟と、システムエンジニアとして会社員(しかも非常に特定の業務に携わっている)を相手に仕事をしている私。

対人におけるキャパシティは、明らかに弟の方が上。
イレギュラーな人と接しなければならないときの対応力は、間違いなく弟の方が上でしょう。

システムエンジニアなんて、技術力があってナンボの世界なのだから、人と接する云々は二の次で良いのでは?というのは正しい認識ではありません。
むしろ、ITバブル後の今の時代、システムエンジニアには非常に高い対人能力が求められています。

別に映画だけが良いものではないのでしょうけど、やはりそこには常に人がいます。
その頃、ひたすらPCに向かっていた私には決定的に欠けているものが、今、露呈してきたことをヒシヒシと痛感しています。

ちなみにここでは弟を比較対象にしましたけど、ホントの比較対象は弟ではありません。

さて、そんなこともあり、いろいろ映画を見てみようと思い立ち、6月18日、レンタルビデオ屋に行って
 ・「Sound of Music」1965
 ・「風と共に去りぬ」1936
 ・「JFK」1991
の3本を借りてきて、一気に見ました。
続いて、7月22日は「愛と青春の旅立ち」(1982)を借りてきました。

また、同じ日、テレビで「ミッション:インポッシブル」(1996)をやっていたので、珍しく最初から最後まで見てしまいました。

感想はいくらかありますがスペースの都合でまたの機会にしておきます。

こんなので何かがあるわけではないですけど、もうちょっと続けてみていきたいと思います。
いろいろ積み重ねられるものがあると思うので。
最初は、基本的に古めの”名作”と呼ばれる部類のものから見ていきたいなと思います。

2006年6月18日 (日)

The Sound of Music

レンタルビデオ屋で珍しく、DVDを借りてきました。
借りてきたのは「The Sound of Music」
(うーん、前に映画を借りたのなんていつの話だろう・・・)

とても有名な映画なので、もちろん表題は知っていましたが、観たことは無かったし、その内容も全く知りませんでした。

あらずじなど、この映画について知りたい方は、下記のサイトを。
http://www4.plala.or.jp/ykpower/som.html

2006年(今年です)に吹き替えられたばかりの新版なのですが、吹き替えではなく字幕で見ました。

物語としてとても良かったのはもちろんなのですが、DVDで見てびっくりだったのはその映像美!
もう40年前の映画なのに、すっごい景色がキレイ(原作は1965年です)。
繊細だし、しっかりコントラスト出てるし。素晴らしき映像技術の進歩。

ストーリーは「ちょっと都合良すぎない?」と思う部分もありますが、主役のマリアのキャラも良いし、マリアと子供たちの絆が出来上がっていく過程、そこから家族の絆が出来上がっていく過程も、とても良い感じです。
今、こういうご時世に、また今の自分を取り巻く境遇の中で見るからこそ、心に引っかかってくるものがあるんだろうなと思いながら。

3時間近く(長い!)に渡る映画を見終わった後、上記サイトを見て驚いたのは、この話が実際にあった話に基づいて作られたということ。
こちらもまたびっくりです。

聴きました。

  • レミオロメン: ether「エーテル」 (★★★★)
  • 平井堅: 歌バカ (★★★★★)
  • ORANGE RANGE: NATURAL (★★★)
  • L'Arc〜en〜Ciel: AWAKE (★★★★)
  • スキマスイッチ: 空想クリップ (★★★★)
  • Mr.Children: I love U (★★★★★)
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