2018年4月30日 (月)

2018F1R4 アゼルバイジャンGP

今年のアゼルバイジャンGPはオープニングラップから大荒れ。
1周目から以下の面々が接触。
 ペレスvsオコン
 ライコネンvsオコン
 ペレスvsシロトキン
 アロンソvsシロトキンvsサインツ
 マグネッセンvsエリクソン
オコンとシロトキンはコース上にマシンを止めてしまい、早速セーフティーカー。
アロンソは二輪走行でピットへ。

再スタートではガスリーが好スタートを決め、7位まで躍進。
しかしストレートで全くスピードが伸びず、その後あっという間に12位まで転落。

ルノー勢が好調。レッドブルを抜き、サインツ4位。ヒュルケンベルグもリカルドを抜く。
レッドブル勢はバッテリが不足しているようで、ペースが上がらない。

ハミルトンはタイヤの消耗が激しいらしく、22周目にコースオフするとそのままピットへ。
前を走っていたベッテルはアンダーカットのリスクがあるがピットインせず。
これは正解で、ソフトタイヤのハミルトンはピットアウト直後はタイヤが暖まらず、ペースが上がらない。

レッドブル同士の争いが激しくなる中、27周目にリカルドが1コーナーでフェルスタッペンのアウトから抜きにかかるが、フェルスタッペンはタイヤを当てて抑えきる。
この後、35周目にようやくリカルドがオーバーテイク。
そしてその直後の37周目にリカルドがピットイン。翌週にはフェルスタッペン。共にウルトラソフトに履き替える。
先に入ったリカルド有利かと思ったが、フェルスタッペンが前でピットアウト。
再び二人のバトルが始まる。
そして39周目、いったんアウトに振り、インを突こうとしたリカルドに対し、フェルスタッペンがドアを閉め追突。両者リタイア。
再びセーフティーカー。
ここでトップ走行中でタイヤ未交換のボッタスがピットインでウルトラソフトに。
それと合わせて、ベッテルはじめ、上位は全員ウルトラソフトに交換。

すると何と、このセーフティーカー中にハースのグロージャンが単独クラッシュ。
ここで謎のコメント「エリクソンに当てられた」
撤去の難しい箇所で止まってしまったため、更にセーフティーカー延長。

残り4周となったところで再スタート。
1コーナーでベッテルがボッタスのインを突くがオーバーシュート。
ベッテルは4位まで転落した上、フラットスポットを作ってしまい、ペレスにも抜かれてしまう。

これでボッタスの優勝が見えてきたかと思ったところで、その周のメインストレートエンドでデブリを踏んでしまい、タイヤがバースト。
ボッタスはリタイアとなってしまう。

これでハミルトンがトップに浮上しそのままゴール。
2位にライコネン、3位にペレスが入り、アゼルバイジャン2回目の表彰台。
4位にベッテル、5位にサインツ、6位にはザウバーの新人ルクレールが入り、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選ばれた。
7位にはいったんは最下位に落ちたアロンソ。これで7戦連続入賞。8位にストロールでウィリアムズは今季初入賞。
9位にバンドーンが入りマクラーレンは2台とも入賞。10位にハートレーが入り初ポイント。
ガスリーは、最後のセーフティーカーからの再スタート時にマグネッセンとの接触でクルマにダメージを負っており12位に終わった。

2018年3月25日 (日)

F1-2018開幕戦を終えて

開幕戦が終わりました。
今年は新レギュレーション2年目ということもあり、冬に行われた8日間のバルセロナテストでは、なかなか序列がはっきりしていませんでしたが、開幕戦を終えてそれが一気に明らかになった感じです。

まずは”相変わらずメルセデスが速い”ということ。
昨年も速かったですが、予選のハミルトンのラップを見せつけられると、他チームももはやどうしようもないでしょう。
また、昨年は「気まぐれな“ディーバ資質”」と言われたサーキットによって調子の良し悪しがハッキリしていましたが、テストの時点でそれは軽減されているといっていましたから。
http://www.as-web.jp/f1/341649?all

メルセデスに懸念があるとしたらボッタスの不安定さでしょうか。
フェラーリ、レッドブルは同レベルのドライバーが揃っていますから、チーム力を問われる状況になった時に、ボッタスが今回のような状況ですと厳しいかもしれません。

そしてメルセデスを追うのはフェラーリとレッドブル。
これは下馬評通りかもしれません。
開幕戦の様子ですと、フェラーリは予想以上にエンジンパワーを向上させてきましたが、その一方で燃費の方はかなり厳しそうです。

レッドブルの方は予選でも度々メルセデスに迫るタイムを出していましたので、開幕戦の結果としては表彰台にも上れませんでしたが、恐らくフェラーリと互角のポジションに居るでしょう。
昨年はメルセデス・フェラーリ・レッドブルの序列がハッキリしていましたが、今年はフェラーリと同レベルの戦いが出来そうです。
ただエンジンパワーはフェラーリの方がありそうですので、サーキットによって順位が入れ替わりそうです。

そしてその次の中段グループが混戦なのでは?と言われていましたが、今回のレースで、ハースがその先頭に居ることがはっきりしました。
そしてその次にルノーとマクラーレンと続いているようです。

残るはフォースインディア、ウィリアムズ、トロロッソ、ザウバーと続きます。


今後、その勢力図が変わっていくのか、というと。。。

まず資金力の問題で、ハースの好調は終盤までは続かないと思われます。
ルノー、マクラーレンが追いついてくるでしょう。
この素性の良さを、どこまで効率よく活かした開発を続けられるかが、ハースの今後の運命を分けるでしょう。
そういう意味でも、開幕戦のピット作業ミスは痛かったです。。。

また、フォースインディアも、開幕戦では一新した空力パッケージのセッティングに苦しんだようで、まだ本来の力を出し切れていない感じがしますので、今後追い上げてくるでしょう。
ただ、フォースインディアも、資金は厳しい方のチームですので、このアップデートが失敗だったり、セットアップの調整に手間取るようですとこのまま下位に沈んでいくかもしれません。


そして日本人としてはどうしても気になるトロロッソ・ホンダ。

トロロッソは、テストが無難に終わったことで楽観論が出ていましたが、やはり元ミナルディ。
そんなに簡単に上位には進出できなさそうです。
この中盤を争っている他チームに比べれば、安定した資金がありますし、テクニカル・ディレクターのジェームス・キーは小林可夢偉が日本GPで表彰台に上ったときのテクニカル・ディレクターでもあります。
BMW離脱後のザウバーでペレスを含め複数回の表彰台を得ることのできるクルマを作り上げたことからも、わかるとおり、少ない資金の中で効率よく開発を進めることには定評があります。
これに、ホンダの資金力が加われば、開発は着実に進められるはずですので、よほどの誤りがなければ、この中段グループでの競争には負ける理由はないはずなのですが。

本当にこんなシナリオでシーズンが進んでいくのかどうか。いろいろ楽しみな2018年F1です。

F1-2018R1オーストラリアGP

2018年のF1開幕レース。
オーストラリアのレース前のイベントはなかなか興味深かったです。
まずはシーズンオフ中に問題になったグリッドガールの件。
今年はグリッドキッズと呼ばれる子供達になっていました。
おそろいのレーシングスーツで。ま、これはこれでよろしいのではないでしょうか。
キレイなおねーさま方のほうが嬉しいのかもしれませんが。悪くはありません。

良くある戦闘機やブルーインパルスですが、オーストラリアGPではその手の飛行機ではありませんでした。
恐らく輸送機(C-130J?)。
オーストラリアらしかった気がします。
あともう一つ素晴らしかったのは国家。歌い手はもちろん演奏も生演奏。

レースの方はスタートでは大きな波乱無く。
一時期は毎年のように大クラッシュ続出な時期もありましたが。
テレビ中継でも、コースレイアウト紹介の際に、1コーナーと3コーナーでは毎回過去のクラッシュ映像が流れていました。

あったとすれば、トロロッソ・ホンダのハートレーが1コーナーで白煙を上げてのブレーキングでフラットスポットを作ってしまい、早々にタイヤ交換。
この時点でほぼレースは終了しました。。。

チームメイトのガスリーもスタートを決め、4つほど順位を上げましたが、15周目にコースアウトしてフロアを打ったかと思うと、その直後にエンジントラブルでリタイア。


もう一つ興味深かったポイントは、スタートでハースのマグネッセンが1コーナーでベッテルに詰まってしまったフェルスタッペンを抜いて4位に。
これをフェルスタッペンが追うのですが、全くオーバーテイクできず。
10周目にはフェルスタッペンがオーバーランで自滅。1回転スピンを披露し、8位までポジションを落とすことになります。

18周目あたりからスーパーソフト→ソフト戦略の車がピットインを始めます。
上位では、ライコネン、ハミルトンがピットイン。
22周目に好調ハースのマグネッセンがピットイン。ここでまさかのトラブルが発生。
ピットアウト直後にゆっくりとマシンを止めるマグネッセン。
ピットストップのリプレイ映像を見ると、マシンが走り出した後に悔しがる左前タイヤ担当ピットクルーの姿が。
ナットが正しく締まらないままスタートしてしまったらしい。

しかし、ハースにとっての悲劇はそれだけでは終わらず・・・。
次の周に入ってきたグロージャンにも同じトラブルが。今度は左リアの模様。

グロージャン車の撤去に手間取り、バーチャルセーフティカー(VSC)となり、その後、セーフティカーが入る。
この間にタイヤ未交換の全車がピットイン。
絶好のタイミングだったのがベッテル。
VSCが出た時点でコース後半に居たベッテルはそのままピットイン。
最もロスタイムの少ない状態でピット作業を済ませると、ピット出口ではハミルトンの前に出ることになった。
これで労せずトップに。

この後、ベッテルはハミルトンの猛攻を受けることになるが、オーバーテイクし辛いメルボルン・アルバートパーク・サーキットのレイアウトと、接近しすぎによる温度上昇を避けるため、ハミルトンも攻めきれず。
結局このままゴール。
ベッテルはまさかのまさかの開幕戦勝利。
予選で圧倒的な速さを見せたハミルトンは2位。
3位にはライコネン。
4位にはレッドブルのリカルド。またしても地元で表彰台に上れず。
5位にはアロンソ。上位に相次ぐ混乱に乗じて見事にこのポジションでの入賞。
6位には同じエンジンになりアロンソを攻めきれなかったフェルスタッペン。
7位はルノーのヒュルケンベルグ。
8位はボッタス。ギアボックス交換もあり15位スタートからここまでしかポジションを上げられず。
9位にはマクラーレンのバンドーン。
10位には、ドリンクボトルのトラブル(出てこない、ではなく出過ぎて飲まされてしまうという・・)に見舞われ腹痛を訴えていたサインツ。何とか入賞。
以下、ペレス(フォースインディア)、オコン(フォースインディア)、ルクレール(ザウバー)、ストロール(ウィリアムズ)、ハートレー(トロロッソ)
の15台が完走。

2018年F1開幕(R1オーストラリアGP)予選

今年もF1のシーズンがやってきました。
昨年からF1の運営に、アメリカのメディア企業・リバティが関与するようになっていろいろF1も変わりつつあります。

メディア企業が絡んで一番変わるのはテレビ中継のはず。
そのテレビ中継、だいぶ変わりました。
とりあえずCG系は一新。
オープニングのジングルやドライバー紹介、コースの説明なんかも、恐らくシステムにはそれほど大きな手を加えず、最低限の予算でイメージはガラッと変わった気がします。
文字のフォントも変わり、最初パッと見たときは、フォントサイズが小さくなって見づらいかも!と思いましたが、線がくっきりするフォントでむしろ去年より見やすくなりました。

本題のレースの方ですが。

予選Q1では、今年からパートナーが変わったトロロッソ・ホンダが早速の脱落。
ガスリーは最終アタックでオーバーランしてしまい、ブレンドン・ハートレーは僅か0.03秒の差でノックアウト。
ウィリアムズは久々に復帰したロシアのシロトキンが脱落。やっぱクビサを復帰させた方が良かったのでは?と思ってしまいます。
あとは予想通りのザウバー勢。ここはまだ準備不十分なので致し方がないでしょう。

予選Q2ではマクラーレンの2台が11位、12位で脱落も、当人達は至って満足のよう。
13位と15位にフォースインディアのペレスとオコン。
その間の14位にはストロール。

そして予選Q3。1回目のタイムアタックではハミルトン、ベッテル、フェルスタッペンが僅差で並んでいました。
しかし2回目のアタックでハミルトンが一気に1秒近くタイムを縮めました。
結局、2位にはライコネン、3位にはベッテル。4位にフェルスタッペン、5位にリカルドのレッドブル勢。
この後に続くのが先日のバルセロナテストから速さを見せたハースのマグネッセンとグロージャン。
その次にルノーのヒュルケンベルグとサインツ。
10位に沈んだのは、Q3早々に3コーナーで大クラッシュをしてしまったボッタス。
明らかに攻めすぎで、オーバースピードでコースをはみ出し、戻りがてらコントロールを失いスピン。
ハミルトンの速さには全く敵わない状態で、このままでは来年のシートも危ういかもしれません。

2017年5月15日 (月)

2017F1R5スペインGP

今年のF1は本当におもしろい。
とにかく大幅なレギュレーション変更があったにも関わらず、各チームの格差が狭まったことが大きい。
そしてクルマの性能が大幅に向上したことで、それを操りきれているドライバーと制御し切れていないドライバの差が顕著に表れるようになった。
昨年までは、順位がチームごとに並ぶことが多かったが、今年はたとえば、ハミルトンとベッテルが激しい争いを繰り広げている一方で、同じチームのライコネン、ボッタスは、コンスタントに差をつけられてしまっている。
では、彼らがそんなにダメなドライバーなのかというとそんなことはなく、ライコネンは言うまでもなくチャンピオン経験者であるし、ボッタスはチーム移籍直後でなじんでいない面もあるし、そもそも予選のタイム差に関しては昨年のハミルトンとロズベルグよりも少ないくらい。

スタートではベッテルが好ダッシュを見せ、1コーナーまでにハミルトンをオーバーテイク。
その後ろでは、ボッタスとライコネンが軽く接触した弾みで、ライコネンとフェルスタッペンがクラッシュ。両者リタイアとなる。
さらにその影響を受け、7位スタートだったアロンソがマッサと接触しコースオフ。
これで後続が混乱し大幅に順位が変動。
3位以下はボッタス、リカルド、そしてペレス、オコンのフォースインディア勢が続き、7位にヒュルケンベルグ、マグヌッセン、サインツ、グロージャンと続く。

トップはベッテルがハミルトンとの差を3秒ほどまで広げる展開。
これまでのレースからすると、フェラーリの方がタイヤに余裕があることが多く、ハミルトンの動きを見ながら戦略を臨機応変に変えられるのかと思っていたが、先に動いたのはフェラーリの方。14周目にピットインしてソフトタイヤに変更。

ハミルトンは21周目まで引っ張り、ここでミディアムタイヤに変更。
これでは差を詰められず後半勝負に持ち込む模様。
一方、まだタイヤ交換を行っていない3位のボッタスは、すぐ後ろにまでベッテルに迫られる。
抜きにくいバルセロナのコースに、メルセデスのエンジンパワーもあり、ボッタスを抜けない。
結局2周に渡り足止めに遭い、ハミルトンとの差が一気に縮まる。

34周目にバンドーンがインに入ってきたマッサに気づかず(?)、1コーナーで接触。
バンドーンはサスペンションを壊してリタイア。
これでバーチャル・セーフティー・カーが入る。中段チームはこのタイミングで一気にピットインしてタイヤ交換。
トップ争いのベッテル、ハミルトンはそのままコースを走り続ける・・・と思っていたところ、VSC解除とほぼ同時にハミルトンがピットイン。
最後のピットインでソフトタイヤに変更。

ベッテルの方はこの後ミディアムタイヤに替える必要がある。
この時点で現在のセットは約20周。残りは約30周。
既に摩耗したソフトタイヤのベッテルはタイムの向上を期待できず、一方のハミルトンは新品のソフトタイヤで差を詰めてくる。
ベッテルはすぐに反応し、ハミルトンの翌周38周目にピットイン。

ピットアウトすると、アウトラップを終えたハミルトンとバッティング。
1コーナーは完全に横並びとなり、ハミルトンがコース外に軽く押し出される。
ベッテルが何とか順位をキープし、残り28周を争う。

39周目、ボッタスのエンジンが壊れリタイアとなる。
ボッタスは土曜日の朝、新しいエンジンに問題が発覚し、前戦ソチまで使用していた古いエンジンに戻していたため、マイレージが厳しかったのかもしれない。

ベッテルとハミルトンの争いは、明らかにハミルトン有利。
ベッテルは毎周何とか1コーナーをしのぎきるが、44周目完全にスリップにつかれて万事休す。

しかし、オーバーテイクしたハミルトンの方も、タイヤを酷使しており、すぐにペースダウン。
このソフトタイヤで30周近くを走らなければならない。
ベッテルはすぐに差を詰め直すが、DRSを使える1秒以内というところまでは迫れない。
その後は、ベッテルの方もミディアムタイヤの状態が良くならず、ペースアップできずに、一度は3回目のピットストップでソフトタイヤに換える戦略も上がる状態。

結局ハミルトンが最後まで逃げ切り、今季2勝目。
2位にはベッテル。
3位にはレッドブルのリカルドが今季初表彰台。
4位、5位にはペレスとオコンのフォースインディア勢。これで5戦連続2台入賞。コンストラクターズランキングも4位をキープしている。
6位にはヒュルケンベルグ。こちらもバーレーンから3戦連続入賞でルノーは着実に調子を上げている。
7位にはサインツ。地元スペインでデビュー以来3年連続入賞となった。
8位はザウバーのウェーレイン。5秒ペナルティを受けたものの、1ストップ作戦を成功させ見事今季初ポイント。
9位はクビアト、10位はグロージャン。
予選7位で期待されたアロンソは12位となった。

決勝順位は下記の通り。
1 ハミルトン メルセデス
2 ベッテル フェラーリ
3 リカルド レッドブル
4 ペレス フォース・インディア
5 オコン フォース・インディア
6 ヒュルケンベルグ ルノー
7 サインツ トロロッソ
8 ウェーレイン ザウバー
9 クビアト トロロッソ
10 グロージャン ハース
11 エリクソン ザウバー
12 アロンソ マクラーレン
13 マッサ ウィリアムズ
14 マグヌッセン ハース
15 パーマー ルノー
16 ストロール ウィリアムズ

2017年4月 9日 (日)

2017F1R2中国GP

金曜日のフリー走行が濃霧のためメディカルヘリが飛べないからという理由でキャンセルになった2017年の中国GP。
土日の天気予報も雨の予報で波乱の予感。

予選は結局雨は見舞われず、ポールポジションは順当にハミルトン。
2番手には最後の最後でボッタスを上回ったベッテル。その差は僅か0.001秒。
4番手にライコネン、5番手にリカルドは順当として、6位に入ったのはウィリアムズのマッサ。
チームメイトである新人のストロールも初のQ3進出10位に入って、ウィリアムズは好調のよう。
リカルドのチームメイトであるフェルスタッペンはまさかのQ1KO。エンジンにミスファイアのトラブルが発生してしまい19位。
7位からはルノーのヒュルケンベルグ、フォースインディアのペレス、トロロッソのクビアトと、異なるチームの順位が続く。

メルセデスvsフェラーリばかりが注目されるが、中堅チームもかなりの混戦。
マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソが13位、バンドーンが16位。

レースの方は、雨が上がり路面が乾いていく過程でのスタート。
トロロッソのサインツがスーパーソフトを履いた以外は全車インターミディエイト。

スタートは上位に大きな波乱無く、ハミルトン、ベッテル、ボッタスの順で、ライコネンは1つ順位を落とし、リカルドが4位に上がる。
19位スタートのフェルスタッペンは一気に順位を上げ、12位へ。マクラーレン・ホンダのアロンソも16位から9位まで順位を上げている。

しかし1周目からアクシデントが。
10位スタートのストロールがペレスに追突されスピンアウト。そのままグラベルにはまりリタイアとなる。
ここでVSC。
これを見たベッテルがピットイン。
それ以外の上位5台はステイアウト。
それより下位は全車ドライタイヤに変更。
ソフトタイヤに変えたフェラーリ勢はこのまま最後まで走りきるつもりらしい。
レッドブル勢は二人ともスーパーソフトで、もう一度交換予定。

VSCが解除されると、今度はジョビナッツィが最終コーナーでクラッシュ。
Q2を走れなかった昨日と同じようなクラッシュ(昨日はイン側、今日はアウト側だったけど。)

先ほど入らなかった上位5台も、ここでピットイン。
これで全車スリックタイヤに。
タイミング的には、2回目の方が良く上位5台は変わらず、その後ろにベッテルが6位でレース再開、と思ったところで、メルセデスのボッタスがまさかのスピン。
一気に12位まで順位を落とす。

レースが再開されると、フェルスタッペンが素晴らしい走りを見せる。
ライコネン、そしてチームメイトのリカルドも抜き、2位へ。トップを走るハミルトンの差も詰めていくが、途中からハミルトンがペースを上げて、一気に突き放す。
メルセデスはまだ余力があるようだ。

ベッテルはライコネンの後ろに詰まった状態が続くが19周目にオーバーテイク。そのままリカルドとの差も詰めていく。
そして22周目。このレースのハイライトシーンでもあるベッテルとリカルドのバトル。
タイやウォールのカラーマーキングが消えるほどのサイド・バイ・サイドの激しいバトルを経てベッテルがリカルドの前に。これで3位。
29周目にはフェルスタッペンを追い詰めたベッテル。長いストレートエンドの13コーナーでブレーキをロックさせたフェルスタッペンをオーバーテイク。
これでベッテルが2位。
フェルスタッペンはもう1周粘るものの、タイヤが限界、ピットイン。

トップはハミルトンとベッテルの静かな好バトル。
ベッテルが詰めれば、ハミルトンもそれに対抗してタイムアップ。応酬が続く。
そして、ハミルトンの無線からはこのタイヤでは最後まで走りきれないとのメッセージが。
そんな中、先に動いたのはベッテル。再びソフトタイヤに交換。
その翌周、ハミルトンもソフトタイヤに交換する。順位は変わらず。

タイヤ交換でトラブルになったのはライコネン。
ライコネンからはグリップを失っているとの無線があるも、チームは何故か動かず。
そうこうしているうちに、6位のサインツにまで順位を奪われてしまう。
その後、コース上で抜き返すも、不可解なピットインだった。

最後に見せ場を作ったのはレッドブル勢の二人。
DRSを使える間隔を維持し続け、最終ラップの13コーナーでリカルドがフェルスタッペンのインを伺うも、オーバーテイクには至らず順位キープ。

優勝は今季初優勝のハミルトン。
2位にはベッテル。3位にフェルスタッペン、4位に同じチームのリカルドが入った。
5位にはライコネン。6位には、セーフティーカー中のミスをここまで挽回したボッタス。
7位にはトロロッソのサインツ、8位にマグネッセン、9位、10位にフォースインディアのペレスとオコンが続いた。

チーム順にすると、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、トロロッソ、ハース、フォースインディアと続いていて、予選で好調だったウィリアムズ、ルノーがポイント取れなかったので、ホントに各チームの差が小さいことがわかります。
レース後の、ハミルトンとベッテルの表情も、レースを満喫した!という笑顔で見ている方も満足でした。

今年のF1は、この先も楽しみです!

2016年3月23日 (水)

2016年F1開幕

今年もF1が開幕しました。
今年からはフジテレビのF1放送がいよいよCSの有料放送のみになってしまい、F1人気の低下は避けられなさそうです。

注目は新形態のノックダウン方式となった予選。
開始7分以内にはタイムを出さなければいけないということで、確実にクルマがコース上に出る時間が長くなり、緊張感のある時間帯が長くなるはず。
と思われていましたが、同時に、セッション終盤にはコース上を走る車が減ってしまうのが難点と言われています。

蓋を開けてみると、確かにセッション序盤はクビアトがタイムを出せずにKO、ボッタスもまさかのタイムでKOと、想定通りに意外性のある結果となりました。
しかし、その一方でQ3は、メルセデスの2台が早々にタイヤを使い切ってタイムを出してしまうと、フェラーリはタイヤを温存して2回目のアタックを行わず。
それ以外にメルセデスに対抗できるチームはおらず、4分近くを残して予選は事実上終わってしまいました。
まだ残り時間があるのに、マシンをパルクフェルメに止めて計量に移るドライバーたち。
さすがに、興ざめな映像でした。
せめてタイヤをもう1セット使えるようにしておけば。。。
案の定、決勝前のミーティングで、この新形式の予選は今回限りで、次回からは昨年までの形式に戻されるそうです・・・。

昨年散々な結果となったホンダは、責任者が替わり、新体制での初戦。
開幕前のテストでも、まずまずの走りを見せていましたが、予選はアロンソ12位、バトン13位と概ね予想されたとおりの結果となりました。

そして決勝レース。
今年からの大きな変更点は、無線でのチーム・ドライバー間のやりとりが制限されたこと。
そして、レースで使えるタイヤの種類が3種類のうち2種類の使用が義務づけられる、という風に変わりました。

この新ルールの影響が如実に表れるレース結果となりました。

スタートでは、クビアトがスタートできずにフォーメーションラップのやり直しとなり、ポールポジションのハミルトンが出遅れます。一気に6位までポジションダウン。
クラッチミートが完全に上手くいっていませんでした。
去年までであればフォーメーションラップ中に、ピットから細かい指示が飛んでセッティングを調整するのですが、今年からはそれは禁止。
ドライバーが自分の判断で、クラッチミートの感触をつかんで可能な範囲でセッティングし、アクセルを踏まなければいけません。
一方で、それを完璧に決めたのがフェラーリの2台。
メルセデスの2台を抜き去り、1-2体制を作り上げます。

しかし今年も変わらないのはライコネンの不運。
22周目にマシンから火を噴きリタイアとなります。

その前の17周目。
新チーム・ハースのグティエレスと、マクラーレン・ホンダのアロンソが接触しアロンソが大クラッシュ。
マシンは横転、大破し、コース外の壁で止まりました。
アロンソの身が心配されましたが、アロンソはすぐにマシンから脱出し無事でした。

これでいったんセーフティカーが入るのですが、すぐに赤旗になります。
セーフティカーのタイミングでタイヤ交換を行ったチームは裏目に出ます。
残り40周。
ここで良い選択をしたのがハースのグロージャン。
セーフティカーではタイヤ交換をせず、赤旗中断のうちにミディアムタイヤに変更。
残り40周をミディアムタイヤで走りきり、新チームでの開幕戦を6位入賞という好結果に繋げます。

メルセデス勢は、出遅れたハミルトンが、トロロッソを抜きあぐね早めのピットイン。アロンソのクラッシュ前にミディアムタイヤに変更。41周を走りきります。
そして、グロージャン同様、ミディアムタイヤに替えて成功したのがロズベルグ。
見事に開幕戦を優勝で飾ります。

一方、スタートを決めたベッテルはこの赤旗で流れが変わってしまいます。
フェラーリはスーパーソフトタイヤで再スタート。36周目にソフトタイヤに交換して残り21周を走ります。
タイヤ交換時のミスもあり、ハミルトンの選考を許します。
そこからはハミルトンとの差を詰めていきますが、ハミルトン、ベッテルともに若干のミスがあり、順位は変わらず。
メルセデスの1-2フィニッシュを許してしまいます。

4位にはレッドブルのリカルド、5位にはウィリアムズのマッサ。なんだかんだこういったポジションはキープしてきます。
以下、グロージャン、ヒュルケンベルグ、ボッタス、サインツ、フェルスタッペンが入賞となります。

2015年6月21日 (日)

2015F1ホンダF1再参戦

タイミング少しずれていますがF1の世界ではマクラーレン・ホンダが復活しました。
1988年~1992年までのホンダ第2期F1参戦を知っている方々からすれば懐かしいことこの上ないですし、ドライバーはフェルナンド・アロンソ(2005,2006)とジェンソン・バトン(2009)のチャンピオンドライバー二人。
結果にも期待せざるを得ないでしょう。

しかし、実際にシーズンが始まってみると、開幕前のテストからトラブルが相次ぎ、車はマトモに走れない状況。
開幕戦のオーストラリアGPでは、バトンがポイント獲得目前の11位完走となるが、アロンソに変わって出走したケビン・マグネッセンはスタートすることすらできずにリタイア。
第2戦のマレーシアGPでは暑さのため信頼性に難のあるマクラーレン・ホンダには厳しい戦いが予想されたが、案の定2台ともリタイア。
第3戦の中国GPでは初の2台完走。長いストレートがありエンジン負荷の高いレースでの結果とあり、少しは上向くかと思われたが、この後バーレーン、スペインと大きな進歩が見られることはなく。
そして第6戦モナコGPはエンジンパワーがあまり影響しない低速レース。ここでバトンが8位入賞。
しかしその次のエンジンパワーが重要視されるカナダGPでは2台ともリタイア。

唯一の入賞レースが最もエンジンパワーを必要としないモナコGP。そしてその次のカナダでダブルリタイアというところがホンダの窮状を表して入ると思います。
しかも、今年はレギュレーションにより、年間9箇所の改良しか許されていないのですが、そのうちの2つを使用して改善した新型エンジンを投入してのカナダGP。

正直なところ、このような結果はおおむね予想通りともいえます。

あの全盛期であった第2期のマクラーレン・ホンダ時代でさえ、いきなりのF1参戦ではなく、1980年にF2というF1の下のクラスで実績を積み、83年からF1復帰。
こちらも今回のマクラーレンのような有名チームではなく、スピリットという小規模チームとのタッグでした。
その年の最終戦からホンダエンジンはウィリアムズも使用することとなり(当時はシーズン中のエンジンメーカー変更もあった)、1984年のアメリカGPで初優勝を遂げます。
コンスタントに勝利をあげられるようになったのは1985年。そして第2期始めてのチャンピオンは1986年になってからです。

当時とは当然情勢は違いますし、今となってはホンダは世界に名だたる自動車メーカでもありますから、同じやり方で挑むわけにはいかないでしょう。
とはいえ、当時はそれほどの年月をかけ、着実に進歩を遂げていった結果として1988年の16戦15勝という圧倒的な強さにたどり着いたわけです。
第4期再参戦から半年。まだ何らかの結果を望むには時期尚早すぎると思います。

参考・Hondaのチャレンジングスピリット>F1参戦 - 第2期 - / 1983
http://www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1983formulaoneentry2/

聴きました。

  • レミオロメン: ether「エーテル」 (★★★★)
  • 平井堅: 歌バカ (★★★★★)
  • ORANGE RANGE: NATURAL (★★★)
  • L'Arc〜en〜Ciel: AWAKE (★★★★)
  • スキマスイッチ: 空想クリップ (★★★★)
  • Mr.Children: I love U (★★★★★)
無料ブログはココログ